インプラント治療って?
インプラント(Implant)とは、植え付けるという意味。
歯科領域でインプラント治療といえば、一般的には人工歯根のことを言います。
歯が抜けた時、代わりに自分の歯に近い人工の歯を“植立”することで、より自然に近い、美しい"自分の歯"を取り戻して、食事もおいしくいただくことができます。
少し前まで主流だった「入れ歯」や「ブリッジ」、「差し歯」はどうしても噛む力が劣ってしまいました。
でも、インプラントは違います。高齢化社会を迎える現代、またより歯の美しさが追求されるいま、まさに主役ともいえる治療法として、多くの患者さんの注目を集めています。
これがインプラントの優れた点です!
インプラントの魅力
- 見た目がきれいです。
- 周りの歯を傷つけません。
- 噛み心地は自分の歯とほぼ同じです。
- 人工の歯が骨と結合し、違和感がありません。
- インプラントの種類により、手術が1回の場合と2回の場合がありますが、回復がとても早いです。
インプラント 他の治療との比較
現在 注目されるインプラント治療は、これまでの治療、入れ歯やブリッジに比べると、患者さんにとっても大きなメリットがあります。
項目/治療法 | インプラント | 入れ歯 | ブリッジ |
---|---|---|---|
審美性 | 優れる | 良くない | 良い |
噛む力 | 優れる | 弱い | 良い |
口内衛生 | 優れる(手入れ要) | 不衛生になりやすい | 不衛生になりやすい |
耐久性 | 優れる(手入れ要) | 合わなくなる事が多い | 両隣の歯に負担 |
健康な歯を削る | なし | なし | 両隣の歯を削る |
違和感 | なし | 有り | 少ない |
顎骨がやせる | なし | やせる | やせる事がある |
手術 | 有り (抜歯程度) | なし | なし |
診療形態 | 自由診療 | 保険診療 | 見映えの良いものは、自由診療となります |
治療期間 | 1-2ヵ月 (AQBの場合) | 2週間-2ヵ月 | 2-3週間 |
インプラント
- 健康な歯を削る必要がなく、人工歯根がしっかりと固定されます。
- 他の歯に依存せず、他の歯への負担がありません。
- 咬合力が強く、外観も不自然さがありません。天然の歯と変わらない噛み心地があります。
- 治療期間1-2ヵ月(AQBインプラントの場合)。
部分入れ歯
- ブリッジを支える両隣の健康な歯を削る必要があり、噛み合せの時に両隣の歯に負担がかかります。
- 部分入れ歯に比べると、安定しており、噛む力も回復し、天然の歯に近い噛み心地があります。
- 治療期間2~3週間。
ブリッジ
- ブリッジを支える両隣の健康な歯を削る必要があり、噛み合せの時に両隣の歯に負担がかかります。
- 部分入れ歯に比べると、安定しており、噛む力も回復し、天然の歯に近い噛み心地があります。
- 治療期間2~3週間。
当院が使用するAQBインプラントについて
AQBインプラントは、体に害のない純チタン材に、ハイドロキシアバタイトという骨の成分の一つで骨と直接結合する材料を、再結晶化して表面にコーティングしてあります。
インプラントにはさまざまな種類のものがありますが、AQBインプラントは、手術が1回で済み、噛めるまでに約二ヶ月程度と、健康な歯に回復するまでの期間がとても早いことも特徴です。
AQBインプラントの特徴
1. 手術時間が短い
インプラントの植立手術は1本あたり10分ですみます。
また、術後の腫れ、痛み、出血はほとんどありません。
鎮痛剤は処方しますが、通常1回服用するかしないかです。他のメーカーのインプラントと比べても、ほとんどの場合、とても楽で安心な経過をたどります。
2. 信頼性が高い
AQBインプラントは他のメーカーのインプラントと比較して、骨に生着するのがとても早く、結合したあとも高い信頼性があります。(これで特許を取っています。) そのため、ほとんどの場合、インプラントを植えて2ヵ月たてば、上部補綴冠が入り治療が完了します。
3. 予後がいい
インプラント体は支台(歯肉の上の部分)、歯根(骨の中の部分)の一体型なのでデッドスペースが全くなく、細菌感染のリスクが非常に少なくなります。だから、予後がとてもいいのです。
また、シンプル構造のため、トラブルがなく、長期のメンテナンスが容易です。
4. 安心快適
上部補綴冠をつくる時の型どりは、とても簡単で痛みもなく短時間で済みますので、安心快適です。
5. 安価
インプラント治療費は、シンプル構造、簡単型取りのために、安くて済みます。
メリット&デメリット
- 見た目がきれいです。
- 周りの歯を傷つけません。
- 噛み心地は自分の歯とほぼ同じです。
- 人工の歯が骨と結合し、違和感がありません。
- 正しい清掃習慣と定期検診を受けて長く維持することができる。
(インプラントの種類により、手術が1回の場合と2回の場合がありますが、回復がとても早いです。) - 歯を抜く場合と同程度の手術が必要。
- 体質や疾病(重度の糖尿病など)によっては治療が出来ない場合がある。
- インプラントは顎骨に埋めるため、細菌感染には十分な注意が必要。